SPECIAL

IDOL舞SHOWキャラインタビュー「NO PRINCESS」

NO PRINCESS・星野しほ

アイドル戦国時代に颯爽と名乗りをあげたNO PRINCESS。スクール仕込みの実力は他のアイドルグループと一線を画す。天下旗争奪戦の鍵を握るグループはどのようにして誕生したのか。そして衝撃が走った花園ユイカ卒業と不破ひかるの加入でグループの将来はどうなってゆくのか。デビュー以前と以降の話を知るため各メンバーにインタビューを試みた。

「デビューって簡単にできない」

ーースクールに入ったのはいくつの時でした?

星野しほ(以下星野) :小3になったタイミングだから、8歳ですね。スクールっていうか、スクールと提携してる地元のダンススタジオでした。母の話だとテレビの歌番組を見ながら歌って踊って「こんな風になりたい!」って言ってたらしくて(笑)。だったらダンス教室に通わせてみるかって。最初は単に習い事感覚だったんです。

ーー地元というと一宮市の?

星野: はい。バレエ教室とかは結構あるんですけど、ヒップホップ系で探したら市内にそんなになくて、一番通いやすそうなところを選んだんです。そしたらたまたまそこが斉藤社長のところと提携していたっていう。

ーーそこからトントン拍子に認められていったと。

星野: いえいえ、今から思うとトントン拍子っぽいですけど、子供にとっての半年や一年って長いじゃないですか?だから岡崎でレッスンしてる時も、そのあと名古屋校に進んでさらに寮に入るまでも、いつまで経ってもレッスンしてる感覚でした。「あれ?デビューってそんな簡単にできないんだ」って。当たり前ですけど(笑)。

ーーまずは一宮で基礎レッスンを積んで。

星野: そうですね。まだ子供でしたからリズム運動みたいなことから始めて。先生もすごく優しくて沢山褒めてくれて、まずはダンスを好きになってもらおうって感じのレッスンでした。でも私は早く高学年のクラスみたいなカッコいいのを踊りたくて、いつも30分くらい居残りして高学年のレッスンを見学してました。

ーー一宮でのレッスン期間はどのくらい?

星野: ちょうど2年です。5年生になると高学年クラスに進むんですけど、そのタイミングで名古屋校の選抜コースに推薦していただいて。

ーー名古屋まで通ってたんですか?

星野: はい。一宮から名古屋は電車で10分くらいなんで、週一だったし通うこと自体は全然大変ではなかったんですけど、それよりレベルがグンと上がったのにビックリして。

あみみんは「モノが違う」

ーーそこにのちのNO PRINCESSのメンバーもいたわけですね。

星野: はい。ハナサマは2コ上なんで中学の選抜コースでしたけど、くるみたんは私と同じコースで同学年、あみみんは1コ上の同期でした。あみみん見たときは大ショックでしたよ。今でも覚えてますもん。

ーーどんなショック?

星野: レベルが違いすぎて。私もレッスン始めた頃に比べたら自分なりに見せられる程度にはなってきたと思ってたんですけど、あみみんはもうダントツにキレがあるしダイナミックだし声も出てるし可愛いし、それは1コ上ってだけの差じゃなかったんで、ちょっと呆気にとられて(笑)。完全に自信喪失ですよ。最初は絶対に隣で踊りたくなかったですもん。私だけじゃなくてみんなそう思ってたんじゃないかな。野球とかサッカーでもプロに行くような人って小中学生の頃から飛び抜けてるって言うじゃないですか。あみみんはそんな感じで、誰もが「この子はモノが違う」って。

ーーそこで諦めの気持ちにはならなかったわけですよね?

星野: 一宮の先生の推薦があったので(笑)。諦めて辞めちゃったら先生に申し訳ないじゃないですか!それにもしかしたら一年頑張ればなんかの間違いであみみんレベルにならないとも限らないし(笑)

ーー確かに(笑)。明瀬さんとは当初バチバチな感じだったんですか?

星野: いえいえ、私が勝手に負けた気になってただけでバチバチも何も。あみみんはあみみんで割と第一印象クールなんでこっちから話しかけられる感じでもなくて、最初の1ヶ月くらいは挨拶するだけみたいな。そこらへんはくるみたんがムードメーカーなんで、彼女が誰とでも仲良くなって、くるみたんを通して徐々にあみみんとも話すようになった感じですね。そしたら意外と話しやすかったと言うか、ライバルというより仲間なんだなって思えるようになって。

ーー同じ夢を持ってるわけですもんね。

星野: そう!別にお互いの足を引っ張るとかじゃなくて、あくまで自分の努力次第なわけじゃないですか。あみみんだって誰かを蹴落として上手になったわけじゃなくて、純粋に才能を伸ばす努力をしてきたってだけなので。だから普通に話すようになってからはできるだけあみみんの隣でレッスンするようにしました。そうすれば自分の足りないところとかよく分かるし。あみみんはヘタクソが横にいて迷惑だったかもしれないけど(笑)。

ーー中学に入るとステージも経験するようになったそうですね。

星野: うちのスクールでは中学以上のスクール生を積極的に外部のイベントに出演させるんです。地元のショッピングモールとかお祭りとか。そういう、身内以外の人たちに見てもらえるオープンな場に出すことで早めにプロ意識を芽生えさせるんだと思います。デビューはまだでも、応援してくれる人が増えてモチベーションも上がりますし。

ーー中学卒業後に寮生になったわけですね?

星野: はい。自宅から高校に通うこともできましたけど、高校は名古屋だったので寮からの方が通学が楽だし、やっぱりレッスン室を空き時間に自由に使えるっていうのがいいなと思って。でも自主練はシュールですよ。全体レッスンはスピーカーで音出ししますけど、個人の自主練はみんなワイヤレスイヤホンなので、ハタから見ると無音の中でみんなが勝手にバラバラに踊ってる(笑)。

ーー今時はそうなんですね!

星野: 私も最初は慣れなかったんですけど、今後大きなステージに出るようになったらイヤモニを使うことになるので、慣れた方がいいって先生にも言われて。

ーー寮では胡桃坂さんと同室だったんですよね?

星野: はい。まあ飽きなかったですね(笑)。部屋では基本一緒にゲームばっかりで、私はそこまでじゃないですけど、くるみたんはかなりヘヴィなゲーマーなので色々教えてもらったり。

ーー何か胡桃坂さんの極秘情報はありますか?

星野: ええー?なんだろう?くるみたんって声が大きいから特に秘密とかない気がするけど(笑)。強いて言えば抱き枕?なんかのゲームのイケメンキャラらしいんですけど、私も良くわからない(笑)。ベッドではずっとそのキャラと添い寝してて、もう結構色が褪せてきてました(笑)。

ーーデビューは突然だったそうですね。

星野: びっくりしましたよ。デビューすることになるメンバー4人がたまたま部屋に集まってた時があって、そこに斉藤社長が来て、1ヶ月後にデビューライブだって。しかも会場はあのハウス・クアトロで、デビューでいきなり大きな会場でのワンマンだったのでお客さんが来てくださるのかものすごく不安だったんですけど、結果的には満員でした。それまで色んなイベントに出していただいて、その仕事先の方々とか観てくださった方々が「あの子たちがデビューするのか!」って応援しに来てくださって。本当にありがたいなと思ったし嬉しかったですね。

「新生NO PRINCESS」として

ーーメンバーの卒業と新加入という大きな出来事があって新生NO PRINCESSとなったわけですが?

星野: 誤解を恐れずに言うと、ハナサマの代わりになる人っていないんですね。それはやっぱり長いこと一緒に過ごしてきた時間があるから。でもひーたん(不破ひかる)が来てくれるって知った時、「え、いいんですか?」って(笑)。ハナサマがいなくなる寂しさは当然大きいんですけど、同じくらいひーたんが加わってくれることに対するワクワク感は大きいです!ハナサマの代わりってことじゃなく、文字通り新生NO PRINCESSのメンバーとして私たちの大好きな自慢の先輩を迎えられることがすごく嬉しい!「ノープリどうなっちゃうのかな」って不安なファンの方々も多かったと思うんですけど、全然心配いらないよ!って言ってあげたいですね。

ーー不破さんが加入してからの初ライブがありましたね?

星野: はい!ひーたんは「緊張する~」って言ってましたけど、結果完璧で。ファンのみんながすごく温かく迎えてくださったのですごく楽しくやれたみたいで、私たちもホッとしました。でも1ヶ月前に初めてのリハがあって、その時点でひーたんは完璧に歌も振りも入ってたんですよ。他の3人が「あれ?うちらやばいね?」って(笑)。ノープリってみんなダンス歴が長いので振り入れは速いんです。よく言えばパフォーマンスが最初から出来上がってるし、悪くいうとそこからなかなか進化しない。元の4人が長い付き合いでお互いを良く知っているだけに、一定のレベルに達してることで満足しちゃってる部分があった気がするんです。でもひーたんっていう私たちより一段も二段も上のステージに進んでる人がポンと入ってきて、同じ振りでもここまでやれるんだ!っていう発見が沢山あって。ハナサマが卒業したのはより上のステージを目指してのことですけど、そのことがハナサマだけじゃなくノープリにも成長させるきっかけをくれた気がします。

ーー天下旗争奪戦に向けて、さしあたっての目標は?

星野: うーん、やりたい事が沢山ありすぎて……。まず新生ノープリで全ての都道府県をライブして廻りたいですね。何年かかるかわからないですけど(笑)。ステージをベースにしつつ、地上波にもどんどん出していただきたいと思ってますし、あとはやっぱり海外かなあ。アイドルって日本独特のジャンルらしいんですけど、アジアでもアメリカでもヨーロッパでもいいんで、私たちのパフォーマンスがどういう風に受け止められるか知りたいですね。

NO PRINCESS・明瀬亜美

努力ではなく「手続き」

ーー明瀬さんはデビュー前から天才少女として有名だったそうですね。

明瀬亜美(以下明瀬) :誰がそんなこと言ってるんですか(笑)。

ーー皆さんおっしゃいます。

明瀬: 「天才」って言いたいだけだと思いますよ(笑)。そういう「天才」とか「神童」とか何かしら絶対的なものを感じさせる言葉ってみんな好きじゃないですか。私は天才って何の努力もせずにサラッとすごい事やれちゃう人だと思うので、そう言う意味では自分のことを天才だなんて思ったことないです。

ーー努力をしてる。

明瀬: 努力。……うーん、努力というか、手続きというか。

ーー手続きですか?

明瀬: 努力って言っちゃうと、しなくてもいいことを無理にしてる感じですけど、例えば車を運転したかったら免許を取らないといけないですよね?それはあくまでも運転するための手続きであって努力というのは違うかなと。アイドルを、しかも天下一のアイドルを目指すならば、歌やダンスのスキルを磨く事って当然すべき事だと思ってて。だから私はあらゆるレッスンを努力じゃなく、必要な手続きとしてやってる感覚なんです。

ーーその感覚が天才と呼ばれるゆえんなのかも知れませんね。

明瀬: うーん、どうなんでしょう。もちろんものすごく高いスキルを持っていなくても素敵なパフォーマンスはできるし、人を感動させることはできると思うんです。でもそれは見てくださった人にしか伝わらないんじゃないかって。もし「明瀬亜美という子がトップだ」という情報がパフォーマンスの前に伝われば、私に興味を持ってもらえる可能性が高くなりますよね?オリンピックでも金メダルと銀メダルでは評価が全然違うように、どんなジャンルでも取り上げようとしたらまずは一番の人ってことになるじゃないですか。アイドルってジャンルに目を向けてもらった時にまずNO PRINCESS、そして明瀬亜美っていう存在にフォーカスしていただけるようにしておきたいなって気持ちはあります。そう考えると「天才」っていうのは事実とは違っていてもラベリングとしては有り難いのかなあ……。

ーー日本のアイドルは割とポンコツさというか未成熟さが評価される面もありますが、そのことについては?

明瀬: 成長を期待させることで人気を得る方もいて全然いいと思うんですよ。でもそれはNO PRINCESSが取るべき方法論とは違うかなと。メジャーやインディーズ含めて数え切れないほど多くのアイドルグループが活動している状況で、武器としてのスキルを磨いてゆくことはやはり必要不可欠だと思っていて、もちろんNO PRINCESSも私もまだまだ成長過程ですけど、私自身はベストを尽くしてできる限りレベルの高いパフォーマンスを披露することが見てくださる方への礼儀だと考えています。

スクールでトップでもそれが全てではない

ーースクール時代の話に戻りますが、名古屋の選抜コースに入ったのはいつ頃でした?

明瀬: 小6の時です。選抜コースは5年生から入れて、実際5年生になるタイミングで推薦をいただいてたんですけど、家が豊橋でちょっと遠かったので1年遅らせて。その1年は豊橋のスタジオで選抜コースと同じメニューをやらせてもらってました。

ーーその時は一人だったんですか?

明瀬: はい。選抜コースのメニューは先生とマンツーマンで。贅沢ですよね。その分逃げ場はないけど(笑)。その時のレッスンが名古屋に通うようになってからもすごくタメになったと思います。

ーー6年生で名古屋のスタジオに通うようになってからずっとトップだったそうですね。

明瀬: 同期の中では、そうですね。でもスクールの中でトップでも、実際にデビューすれば評価される部分はまた全然変わってきますから、スクール内での評価が全てじゃないってことはわかってました。それでもスクールのレッスンで教わることは全て吸収しようと思ってやってました。

ーー名古屋の寮では花園さんと同室で。

明瀬: ハナサマはひとつ年上でしたけど中学コースで合流していて仲が良かったので嬉しかったですね。ハナサマは写真が趣味で、ニコンのなんかすごいフィルムカメラを持ってて、しょっちゅうモデルやらされて撮られまくってました(笑)。

ーーその写真貴重じゃないですか?

明瀬: カメラとカメラマンがいいんで写真はよく撮れてますけど、スッピンで部屋着なんでモデルがちょっと(笑)。でもおかげで写真を撮られる練習にはなったかな?

ーー同室でケンカとかはなかったんですか?

明瀬: ないですないです。そこはハナサマがすごく大人なので。むしろ隣のくるみたんとのしほの部屋がうるさいんでしょっちゅう文句は言いに行ってました。まあ主にくるみたんで、一応気を使ってるのかゲームはヘッドフォンでやってるんですけど、結局本人がワーキャー叫んでうるさいっていう(笑)。

ハナサマの期待を裏切らないために

ーーその花園さんが卒業となりましたが?

明瀬: もちろんショックだし寂しいんですけど、ハナサマとはそれまで色々と話してましたから驚きはなかったですね。スクール出身でアイドル以外の道を目指す人は珍しくないんです。アイドルってステージパフォーマンスとタレント性の総合力だと思うんですけど、スクールで歌やダンスのレッスンを受けるうち、それぞれの分野をより専門的に極めて行きたいっていう気持ちになるのもすごく自然なことで。それでボイストレーナーになる人もいるし、ダンサーや振付師になる人もいます。スクールの講師はほとんどスクールの卒業生ですし。ハナサマの場合もアイドルとしてのダンスとは別の、よりアーティスティックなものを追求したいって気持ちが前からあったみたいで。カメラもそうですけど凝り性の人なので(笑)。だから別にメンバー間のトラブルとかでは全然ないんですよ。ハナサマがNO PRINCESSを見捨てた訳でもないし、その逆でもなくて、お互いに前進できる選択としての卒業だと思ってます。

ーー単純に目的地への道が分かれるタイミングだった?

明瀬: そうですね。ハナサマとしても、自分が抜けることでNO PRINCESSがダメになっちゃうことはないっていう信頼感を持ってくれてたからこそ卒業に踏み切れたんじゃないかと思うんですね。だからハナサマの期待を裏切らないためにもこれまで以上に進化したNO PRINCESSを見せていかなければならないなと。

ーー花園さんがリーダーでしたが、今後は誰がリーダーを?

明瀬: あれ?誰だろう?くるみたんじゃないことは確かですけど(笑)。ひーたん(不破ひかる)は先輩だけど新メンバーだから、のしほか私?

ーー決まってないんですね?!

明瀬: 全然考えてなかった(笑)。今までリーダーっていうとハナサマが当たり前だったので。でもやっぱりのしほかなあ。のしほがリーダーになるのがバランスいい気がします。ちょっと社長と相談しておきます。とりあえずくるみたんじゃないです(笑)。

NO PRINCESSこそが天下一アイドルにふさわしい

ーーお名前の出た不破(ひかる)さんを新メンバーに加えての活動がすでに始動しています。

明瀬: すごくいい感じです。ひーたんはハナサマのさらにひとつ上で、私が中学コースに入った時にはもうバリバリで、憧れの存在でした。そのひーたんがNO PRINCESSに入ってくれるなんてまさかまさかって感じで。ひーたんがデビューするとしてももっと大人なイメージの別のグループになるんだろうなと思ってたので、知った時はびっくりしました。新鮮さはありつつも、でもやっぱり同じスクールでレッスンしてきたので、振り入れとかもすごくスムーズで思った以上にしっくり来てますね。

ーー不破さんは先輩ということで寮生活においてメンバーの誰とも同室で過ごした時期がありません。その影響はありますか?

明瀬: デビューした時のメンバーとは家族同然の付き合いになってて、ひーたんは先輩ですから現時点での距離感の違いみたいなのはありますね。それは仕方ないというか当たり前の部分があるんですけど、スクールで同じ経験をしてきたってこともありますし、ゼロから関係性を築くって訳でもないので。少なくともステージの上では何の問題もなくこれまで以上のパフォーマンスができてると思ってますし、一緒に活動を重ねてゆくことでひーたんとの距離もどんどん縮まると思ってます。ひーたんのことは昔からハナサマ以外は「ひーたんさん」って呼んでたんですけど、それも「ひーたん」にしようってひーたんから言ってくれたんですよ。同じメンバーだからって。それはすごく嬉しかったですね。

ーー新たな体制で天下旗争奪戦に挑むことへの意気込みをお願いします。

明瀬: まず気を引き締めていかなきゃなってことで私たち自身のモチベーションがこれまで以上に上がってますね。ファンの方々からも新しいNO PRINCESSを支えてゆこうっていう気持ちが伝わってきますし。メンバーの卒業と新加入ということ自体が大きなトピックなので、この機会にNO PRINCESSに興味を持ってくださる方が増えてくれたらいいなと思ってます。それで私たちのパフォーマンスを見ていただければ、NO PRINCESSこそが次期天下一アイドルとしてふさわしいと感じてもらえると信じてます。パフォーマンスの質の高さだけは絶対にどこにも負けないという自信があるので。CDやDVDももちろんですが、まずは実際のステージに足を運んでいただければ必ず期待以上のものをお見せします!

NO PRINCESS 胡桃坂らぶ

のしほをナンパ

ーー「らぶ」が本名と知ったときは驚きました。

胡桃坂らぶ(以下胡桃坂): 本名なんですよー!らぶは生まれた時かららぶなんで何とも思わないんですけど、初めて聞いた人には結構驚かれます。でも日本語で「あい」ちゃんとかはたくさんいるじゃないですか!意味は同じだよって!

ーー確かに(笑)。でもぴったりだと思います。

胡桃坂: ありがとうございます!らぶもそう思います!一発で覚えてもらえるし!

ーーでも愛称は「くるみたん」なんですよね。

胡桃坂: そうなんですよー!「くるみたん」とか「くるみ」とか。らぶは自分でらぶって呼んでるのに!でもくるみたんも可愛いからオッケーです!

ーー胡桃坂さんはずっと名古屋のスクールにいたんですよね。

胡桃坂: はい!小学校3年の時から。

ーーご自分から入りたいと言ったんですか?

胡桃坂: そうです!テレビの『キラメキ×戦士♡シャイントパーズ』が大好きで、あんな風に踊れるようになりたい!ってママに言って。ママも昔ちょっとダンスをやってたみたいで、らぶがやりたいなら是非ってことで。

ーー5年生から選抜コースに。

胡桃坂: はい!その時にのしほと一緒になったんですよ!のしほは一宮から通って来てたんですけど、初めて見た時にうわー可愛い!と思って。それで歌もダンスもすごく上手だったから絶対仲良くなろう!ってらぶからナンパしました!

ーーナンパですか(笑)。

胡桃坂: ナンパですよ(笑)!こんな子には変な虫がついちゃいけない!って。だからNOPRINCESSの中ではのしほが一番付き合いが長いんです!

ーーその頃の思い出話とかありますか?

胡桃坂: 沢山ありますよ!のしほはレッスン終わった後にたまにらぶの家に遊びに来てたんですけど、絶対お土産を持って来てくれるんですよ!それが「三楽」の焼き豚とか、「三井宮蔵」のお漬物とか、小学生のくせにめちゃめちゃ渋いセレクトなんです!

ーーちょっとよくわからないけど渋そうですね(笑)。地元の名物ですか?

胡桃坂: そうなんですよ!一宮名物!うちのパパもママものしほのこと大のお気に入りなんですけど、それは絶対焼き豚とお漬物のせいだと思う(笑)。

ーーもしかして星野さんの親御さんが持たせてたとか?

胡桃坂: え?あーそうか!絶対そうだ!だって小学生が三井宮蔵とか絶対選ばないもん!でもたまに「カンツバキ」の「のぷぷりん」とかもあって、らぶはそれが一番好きでした!

あみみんの洗礼

ーー6年生になった時に明瀬さんも合流して。

胡桃坂: もーショックでしたよ!それまでのしほもらぶも選抜コースの中でイケてる方だったんですよ!それがあみみんが6年生でいきなりバーン!って現れて、あちゃー!って。ウワサで豊橋のスタジオにすごいコがいるっていうのは聞いてたんですよ!でも優秀な子ってたいてい名古屋に集まってるから、すごいって言ってもまあ名古屋にいたら普通くらいかなって思ってて。でもいざ本人が来たらホントにすごくて、名古屋の選抜のコたちも誰一人かなわなかったんです!らぶももう鼻がポキンポキンというか粉々でした!それくらい当時からあみみんは凄かった。「あー、天才っているんだなあ」って。それからみんな、あみみんがいるから一番にはなれなくてもせめて二番を目指そうって感じで。選抜コースは元々プロ志望の子がほとんどなんですけど、あみみんと一緒に踊れば絶対に比べられて、常に全力でやらないと実力だけじゃなくやる気まで負けてるように見えちゃうんで、あみみんが来たことでより一層気が引き締まった感じでした。

ーー星野さんは常に明瀬さんの隣で踊るようにしてたそうですね。

胡桃坂: そう!のしほはそういうところ根性あるんです!あみみんの隣なら手を抜けない分、絶対上手くなるからって。らぶはあみみんとの間に2人くらい挟んでましたけど(笑)。らぶはどっちかというと技術よりスタミナ勝負なんで!

ーースタミナには自信がある?

胡桃坂: あります!これはたぶんメンバーの誰にも負けないですよ!5時間でも6時間でもずーっと踊っていられます!

ーーそれはすごいですね。踊るのが楽しいから?

胡桃坂: はい!ゲームとダンスに関してはどんだけやっても疲れないんです!もうアレですよ、犬ぞりの犬みたいな感じで!

斉藤社長のウソ

ーー4人でデビューすると決まったときはどんな気持ちでした?

胡桃坂: 「へ?」って。それまでずーっとレッスンして、たまにイベントのステージに出してもらったりしてて、でも別にデビューって話もなくて、どうなるのかなーとは思ってたんですよ!それが突然1ヶ月後にデビューだからって言われて。訳わかんないじゃないですか!普通はもっとデビューに向けての心構えとかワクワクとか、楽しみだなって気持ちがあるはずだったのに、もうそれから必死ですよ!歌覚えて、レコーディングして、上がってきた曲で毎日レッスンして、その間に衣装合わせとかジャケ写やMVの撮影とか。いま思い出しても良く1ヶ月で出来たなと思いますもん。メンバーも大変だったけど、周りのスタッフさんたちも相当大変だったと思います!

ーー急なデビューはプロデューサーの斉藤社長が決めたんでしょうか?

胡桃坂: 社長以外そんな無茶なコト言わないですよ!後から聞いたんですけど、社長の中ではもう一年くらい前からデビューのメンバーもデビュー時期も決めてたらしいんですよ!会場ももうずっと前に押さえてあって、デビュー曲も用意してあって。一年前にちゃんと言っといてくれればもっとじっくり準備できたのに!

ーーなんで直前まで黙ってたんでしょうね?

胡桃坂: 知りませんよ!社長に聞いても「なんとなく言いそびれた」ってごまかすし。それなりの理由はあるのかもしれないですけど、メンバーからしたら1ヶ月しかないことには変わりないんで当時かなりブーブー言ったんですよ。社長も文句言われることは予想してたみたいで、会場に関しては「急にスケジュールが空いたから」ってまるで自分のせいじゃないかのようなウソついてたんです!ちゃんと押さえてたくせに!

ーーでもデビューライブが行われた名古屋のハウス・クアトロは満員だったそうですね。

胡桃坂: ビックリですよ!デビューでいきなり大きなステージのワンマンなんて誰も来ないよって思ってたんです。NO PRINCESSなんてまだ誰も知らないわけだし。でも社長が「満員にするから」って言ってて、そんなはずないって思うじゃないですか?本当に満員になっちゃって。

ーーどんなお客さんがいらしてたんですか?

胡桃坂: スクール生として出してもらったイベントで知ってくださった人たちとか、スクールの卒業生や現役生やその親御さんとか。やっぱりスクールからメジャーデビューっていうのが初めてだったんで、すごく期待してくれてたみたいで。他にネットでのMVの先行配信を見て来てくれた人たちも多かったですし、あとメンバーは知らなかったんですけど社長が得意先にCDやDVDを配りまくってくれて(笑)。来てくださった方々には社長のところのオリーブオイルをノープリパッケージにしてお土産に持たせて(笑)。いろいろ大盛況でした!

ーーちゃっかりオリーブオイルの販促に繋げるところが斉藤社長らしいですね(笑)。

胡桃坂: 抜け目ないんですよ!そういうところは素直に尊敬してます!

エンタメとしての楽しさが第一

ーー花園さんの卒業と不破さんの加入については?

胡桃坂: ハナサマはやっぱりアーティスト気質というか、極めたい人なんでやっぱりなーってところはありました。ハナサマとの思い出はいっぱいあるんで、寂しい気持ちはありますけど、ハナサマが前に進もうと思っているのをNO PRINCESSが足かせになっちゃいけないと思うんですよ!仲はいいですし、別にもう会えないって訳でもないんで、お互いに成長した姿を見せられたらいいなって思います。ひーたんはね、もう完璧ですよ!らぶとしては、もしかしたら後輩のコが来るのかなって思ってたんですけど、やっぱり斉藤社長はクオリティ重視というか、NOPRINCESSがもっともっと成長することを期待してるんだなって思いました!

ーーデビューから順調に評価を受け、天下一アイドルの座をうかがうところまで来ました。

胡桃坂: あー、それはのしほとあみみんとハナサマのおかげなんで(笑)。らぶは割とノンシャランとやらせてもらってる感じです。あ、でも適当にやってるわけじゃないですよ!らぶなりに超はりきってやってますよ!ステージに立つの大好きだし、やっぱりアイドルって、ステージを見た人に楽しんでもらって、元気出してもらってナンボだと思うんです!もちろん天下を獲れるに越したことはないですけど、天下を獲りたいばかりに思い通りに行かなくて苦しいとか悔しいとかネガティブな気持ちが出てきちゃうんだったら、それは良くないんで、らぶはエンタメとしての楽しさを第一にやりたいなと思ってます!

花園ユイカ

デビュー以来、NO PRINCESSのリーダーとして活躍し、惜しまれつつ卒業することとなった花園ユイカ。ノープリの活動を通して彼女が感じたもの、卒業を決意した理由、見据えている未来とは何なのかを聞いた。

メンバーとの出会い

ーーNO PRINCESSリーダーとしての活動、お疲れ様でした。

花園ユイカ(以下花園): ありがとうございます!

ーーまずはNO PRINCESS以前のお話から伺いたいのですが、スクールでは他のメンバーより先輩でしたね。

花園: はい。他の3人が小学5・6年の選抜コースにきた時にはもう中学コースでした。そのあと、それぞれが中学に上がる時点で一緒になりました。まずあみみんが来て。次の年にのしほとくるみが来てっていう。

ーー明瀬さんは当時からすごかったと他のお二人がおっしゃってました。

花園: そうですね。すごかったです。さすが首席というか。ただ、もちろんあみみんはすごかったんですけど、次の年に来たのしほとくるみもいいなと思ってました。アイドルってやっぱりついつい目で追っちゃうような華やかさが必要だから、その点でのしほとくるみにはキャッチーさがあるというか、目立ってましたね。もちろんあみみんもすごく可愛いし話してみると全然気さくなんですけど、一見するとアイドルを超越した求道者みたいな感じで、近寄りがたくて最初から親近感が湧くタイプじゃない(笑)。ただそれに関してはあみみんにも色々と考えがあって、個別対応とかのファンサービスよりもステージ上のパフォーマンス第一っていうポリシーなんですよ。そこら辺は同じグループと言ってもそれぞれの個性や考え方がありますけど、応援してくださる方々への誠意という点では一緒だと思ってます。

ーー花園さんはステージパフォーマンスとファンサービスのバランスはどう考えてました?

花園: 私は8:2くらいですかね。パフォーマンスが8でファンサービス2くらいがいいバランスだと思ってました。私の勝手な推測だと、のしほは7:3、くるみが6:4くらいで、あみみんは9.9:0.1(笑)。でも基本的にパフォーマンスを大切にしてるグループだと思います。くるみの場合はファンサービスというより、人見知りしないコなんでファンの方ともフレンドリーに接する感じですね。

ーー寮生活では明瀬さんと同室でした。

花園: 一年くらい一緒でした。今はみんな寮は出ちゃいましたけど、ずっと修学旅行してるみたいで楽しかったですね。あみみんは食事にも気をつかっていたし、寝る前にしっかりストレッチするし、すごくストイックなんですよ。後輩だけど見習うところが沢山ありました。

ーーよく明瀬さんをモデルに写真撮影してたそうですね。

花園: してました!だってあんな可愛いコを撮り放題なんてこの先なかなか無いじゃないですか!私は皆さんに見せたいんですけど、あみみんの許可が下りなくて(笑)。可愛い写真いっぱいあるんですけどねえ。逆に言えばあみみんの弱みを握ってるとも言えますけど(笑)

「打倒・斉藤社長!」

ーーデビューしてからの一番の思い出は?

花園: うーん、思い出はいっぱいあり過ぎて……。でもやっぱりデビューライブですね。あんなにメンバーの心がひとつになったことはないんじゃないかっていう(笑)。なにしろ斉藤社長からの突然の1ヶ月後デビュー宣言でてんやわんやだったんで、あれこれ迷ったり悩んだりしてるヒマがなかったんですよ。目の前に押し寄せるハードルを次々と越えるのにみんな必死で、無事にライブが終わったときはみんなホッとして楽屋で抱き合って泣いてましたから。それを見ていた斉藤社長もちょっとウルッと来てて、いやアンタのせいだから!って(笑)。

ーーデビューライブの経緯に関してはメンバーの皆さんはかなり恨みがあるようですね(笑)。

花園: いやもちろんデビューさせてもらったことには大感謝してますよ?夢が叶わない人たちも沢山いる中で、みんなずっと選抜コースで特待生としてレッスンを受けさせてもらって、結果的にはちゃんとデビューさせてもらえた訳で。でも何年もレッスンしてきた挙句になんでデビューがこんなバタバタなのって(笑)。

ーーでもそれだけ短期間で準備ができたのも、それまでのレッスンの賜物かも知れませんね。

花園: それは確かにそうなんですけど、今から思うと、社長の狙いとしてはあえて余裕を無くすることでメンバーの集中力と団結力を高めたかったのかなあと。一年も一緒に寮暮らしをしてるとちょっと気が緩むというか、切磋琢磨というより、のほほんとした空気が出てきちゃうんでそれを引き締めたかったのかも知れないなって。実際メンバーたちは「打倒・斉藤社長!」みたいな感じで見事に一致団結しましたから(笑)。絶対成功させて見返してやろうって。

ーーだとしたら斉藤社長の狙いは的中した訳ですね。

花園: そうですね。そこら辺は食えないオヤジというか、とぼけたフリして抜け目のない人なんで。まあ本当に単に言うの忘れてたって可能性もありますけど(笑)。

卒業はデビュー時から念頭に

ーーその後、グループのリーダーとして活躍してきた訳ですが、バラバラの個性を持った4人のリーダーって大変じゃなかったですか?

花園: うーん、まあまあ(笑)。あみみんとのしほは仲はいいんですけど、その分言いたいことを遠慮なく言い合うんでたまにオイオイ、って仲裁することもありましたし、くるみは目を離すとすぐゲームしだすし(笑)。あとはメンバーの希望を斉藤社長に代表して伝えないといけないんですね。みんなの意見をまとめて社長に伝えても「なんでだ」って聞かれるのは私なんで(笑)。割と自分の事以外で気をつかうことは多かったかも知れません。

ーーリーダーという重責がグループ卒業につながった部分はありますか?

花園: いえ、それは全く無いです。私がまとめ役と言うのは立場上当然そうだろうなと思ってましたし、それが重荷で卒業したと言うことでは全然無いんです。むじろ卒業に関してはデビューの時からずっと念頭にあって。

ーーデビューの時からですか?

花園: はい。寮に入って集中的なレッスンを受けるようになってから、どんどんダンスそのものに対しての興味が深まっていったんですね。アイドルとしてのダンスとは別に、もっと広くて深い世界がダンスにはあるってことを実感するようになったんです。それでNO PRINCESSとしての活動の後はダンスをもっと突き詰めたいなと思ってて。年齢的にも一番先に卒業するのは自分だろうなというのもありました。もちろんデビューしたらアイドルとしての活動は全力でやろうと思ってましたし、実際NO PRINCESSではそうして来ましたけど、自分が将来的になりたい姿になるためにすべき事はなんだろう、それを実行するタイミングはいつだろうと考えた時、今だなって。

ーーご自分の卒業がNO PRINCESSに与える影響はどう考えてましたか?

花園: もちろん影響がないとは思わなかったし、なかったら寂しいんですけど(笑)。でもNO PRINCESSにはのしほとあみみんって言う絶対的ツートップがいますし、うるさいくるみもいるので(笑)。私が抜けることでNO PRINCESSが崩れてしまうってことはないって言う絶対的な安心感の方が大きかったですね。もちろん私個人を推してくださってた方々や、私のいるNO PRINCESSが好きっていう方々には感謝と共に申し訳ない気持ちがありますけど、決して決別と言うわけじゃなく言ってみれば発展的卒業なので、悲しまずにむしろ今後の私やNOPRINCESSの活動に期待して欲しいなと思ってます

ーー新メンバーとして不破ひかるさんが加入しました。

花園: もう超安心・超安定ですよ!ひーたんはスクールで1コ上なんですけど、最初に会った時からものすごくダンスはカッコ良いし、すごく優しくて素敵で大好きな先輩だったんですよ!だからひーたんが入るって聞いた時はええーっ!てビックリしたんですけど、ああこれで絶対大丈夫だなって。私が抜けても全然心配する必要ないなって思いました。今まで客席からNOPRINCESSを見たことがなかったので、ひーたんが入ってからのステージを見た時にやっぱりすごいグループだなと思って。自分があの場所にいた事がすごく誇らしく思えました。これまでのファンの方にもより一層応援してもらえたら嬉しいですね。もちろん私も一番のファンとして応援していきます!

NYで未来を形に

ーー今後はニューヨークにダンス留学とお聞きしました。

花園: はい。社長が支援してくださって、何年かは向こうで勉強してきます。ダンサーと、振付師としての勉強をする予定です。

ーー斉藤社長が支援してくれるんですか?

花園: そうなんです!私含めて、NO PRINCESSのメンバーはスクールの特待生としてレッスンを受けさせてもらってきたんで、習うだけ習ってNO PRINCESSを一年やってハイサヨナラっていうのは心苦しいなと思ってはいたんですね。社長とお話しした時にも「オレは今までお前に投資してきた。このまま辞められたら大損だ」って言われて、困ったなと思ったら、「だからもう少し投資させろ」って。留学の費用も全部社長が出すから、その代わり日本に戻ってきたらスクールの講師をして欲しいって言ってくれたんです。レッスン以外の時間は好きなように活動していいし、スタジオが空いてる時は自由に使っていいって。すごく有難いなって思いました。

ーー斉藤社長めっちゃ男前じゃないですか!

花園: 最初はちょっと申し訳なさすぎてお断りしようかなと思ったんですけど、「勘違いするな、客寄せパンダをやってもらうんだ」って。ひどくないですか(笑)?でもそっちがそう言うなら遠慮なく客寄せパンダになってやろうと思って(笑)。だから何年かして花園ユイカクラスがオープンしたらみんな是非通ってください(笑)。

ーー帰国したら、凱旋記念で5人のNO PRINCESSも見られますか?

花園: え?どうだろう!もしそんな事になったらセンター誰にするかで揉めそう(笑)。でもその時は私がセンターのスペシャルバージョンで!

NO PRINCESS 不破ひかる

NO PRINCESSに新加入となった不破ひかる。既存メンバーたちの「憧れの先輩」はどのようないきさつでグループに迎えられる事になったのか。未だ謎に包まれた新メンバーの素顔を探る。

アイドルは夢にも思ってなかった

ーー不破さんはスクールでは他のNO PRINCESSのメンバーの先輩にあたりますね。

不破ひかる(以下不破): 一応そうです。でも私はスクールに入ったのが小5になってからだったので、レッスン歴ではそんなにみんなと変わらないんですよ。1コ下の(花園)ユイカが4年生で入ってきてたので実は同期と言ってもいいんですけど、4年生は5・6年生とは一緒にはレッスンしないんですね。それで彼女が5年生になった時に6年生の私と初めて会ったから、向こうは勝手に先輩みたいに思ってる(笑)。

ーー不破さんも選抜コースだったんですよね?

不破: 私が小学生の時はまだ選抜コースは無かったんです。中学に上がった後に選抜制度ができて、入れてもらったのはその時からですね。ユイカも同じタイミングで小学6年の選抜コースに入って。

ーー小学生の時から名古屋のスタジオだったんですか?

不破: はい。私、地元が清須なんですけど。

ーー清洲会議の清洲ですか。

不破: そうですそうです。清洲城のある。清洲自体はなかなかの田舎ですけど、田舎というか名古屋の隣なんで郊外みたいな感じで。だから名古屋のスタジオに通うのが手っ取り早かったんです。

ーーレッスンは自発的に?

不破: 最初は親の勧めでした。私、結構運動ができたんですよ。クラスで一番足が速かったり、跳び箱とかマット運動とか得意で。でも球技とかのスポーツになると全然ダメだったんです。せっかく体が効くのにもったいないから何かさせたいって思ったらしくって、ダンスはどうかって言われて、それなら楽しそうだなって。

ーーじゃあ最初はアイドルになるとか全然考えずに。

不破: ないですないです(笑)。自分がアイドルになるとか夢にも思ってませんでした。単純にダンスが楽しいなと思ってやってただけで。

幻のデビューと「不破先生」

ーーそこから芸能活動を目指すようになった転機はなんだったんでしょう?

不破: スクールでメジャーデビューを目指せるコたちを養成しようという事で選抜コースが設けられたんですけど、それにたまたま選んでもらったことで、初めて自分が評価された気持ちになれたんですね。この道なら頑張れるかも知れないって思って。それで選抜コースでレッスン受けて頑張ってたつもりだったんですけど、一年くらい経った頃にFool’s Endさんがデビューして。すごい人たちが出てきたなって。

ーー衝撃を受けたわけですか。

不破: そりゃもう。年齢も二つくらいしか違わない人たちがあんな凄いパフォーマンスしてたらショックですよ。それで「デビューするだけじゃダメだな」と。一年間に数十組のアイドルがデビューしますけど、そのうち生き残っていけるのってほんの数組なんですよね。デビューは単なるスタートにしか過ぎないんで、スタートした後にぶっちぎりのパフォーマンスを見せつけないと続けていけないなって感じて。Fool’s Endさんを知ったことでデビューっていうのが単なる憧れじゃなく、現実的な目標になった感じでした。

ーーそれまでのレッスンと選抜コースのレッスンはかなり違うものでしたか?

不破: 全然違います!難易度とか厳しさとか段違いになって。選抜コースはレッスン料免除なんですけど、それはつまりスクールにとって「お客さま」ではないので、少しでも怠けたり見込みがないと思われたらすぐに外されます。人数が少ないので密度の濃いレッスンが受けられるんですけど、それまで楽しさ優先だったレッスンが突然スパルタになるので脱落しちゃうコたちも結構いました。その時のレッスンでステージに立つための体とメンタルの強さは鍛えられた気がしますね。

ーー今回の加入で不破さんはデビューとなった訳ですが、メンバーからは「最初は驚いた」という声が聞かれました。

不破: アハハハハ!そうでしょうねえ!私も驚きましたもん(笑)。でも実は2年くらい前に別のグループでデビューの話があったんです。やっぱり4人組で。

ーーそうだったんですか!

不破: そうだったんですよ!でもそれは一緒にデビューするはずだったメンバーのコたちにそれぞれ事情があったりして、結局流れてしまったんですね。私としてはやっぱりダンス&ボーカルグループっていうのが念頭にあったので、ソロデビューって事にもならなくて。その後ですぐ下の世代のNO PRINCESSがデビューしたんですけど、後輩のデビューは嬉しさ半分、羨ましさ半分って感じで見てました。

ーー改めて別のグループで活動という事にもならなかったんですね?

不破: はい。私の同世代のスクール生はバラバラになってしまっていて、一緒に組めるコたちが残ってなかったんです。私ももうデビューはないのかなーと思ってたんですけど、「講師としてスクールに残ってくれ」って言われて、しばらく小学校クラスのアシスタントとかやらせてもらってました。

ーー不破先生だったんですね。

不破: そうです、不破先生(笑)。

ーー不破先生から見て、後輩のNO PRINCESSの活躍はどうでした?

不破: 「私の仇を取ってくれ!」みたいな(笑)。

ーー仇ですか(笑)。

不破: まあ仇ってことはないですけど、全国大会出場を逃した部活の先輩が後輩たちにあとを託すみたいな?スクールに通ってる子供たちでも、自分が夢を追えなかったっていうお母さんが子供にレッスンを受けさせてることってすごく多いんです。その気持ちがすごくわかりましたね。で、子供たちは可愛いし、このままスクールの講師になってもいいかなって思ってたんですけど、ある日突然「お前NO PRINCESSに入れ」って言われて。

ーーあとを託したつもりの先輩が現役復帰することになってしまったわけですね。

不破: そうですよ!いきなりですよ!え、どういう事?5人になるって事?って混乱しちゃって。で、よくよく聞いたら「花園が留学で卒業するから、お前代わりに入れ」って。

「親友の元彼と付き合う事になったコの気持ち」

ーー斉藤社長らしい感じではありますけど。

不破: そうなんですけど、こっちとしては心構えが出来てないじゃないですか?もう2年も「不破先生」をやって来てたんで、急にデビューって言われても頭が追いつかなくて(笑)。で、ユイカの留学とか色々聞いて、なんとか事態を飲み込めた感じでした。

ーー加入が決まった時、花園さんとはお話ししたんですか?

不破: もちろん一番にLINEしましたよ!「私ノープリになるらしいよ」って。そしたら「えー!ひーたんが?」って。「でもひーたんならいいや。安心して任せられる」って。嬉しかったですけど、親友の元彼と付き合う事になったコってこんな気持ちなのかなって(笑)。

ーー新加入するまではバタバタだったんですか。

不破: バタバタです(笑)!それまでNO PRINCESSの楽曲はもちろん全部チェックしてましたけど、振りの細かい部分まで完コピしてた訳じゃなかったんで、最初の合わせの前にレッスンビデオ見て改めて振り入れしました。私の仕上がり次第でNO PRINCESSの再始動のタイミングが決まってしまうから足を引っ張るわけにいかなくて、泣きながら徹夜で覚えましたよ(笑)。歌に関しても聴いてるだけじゃユイカのハモリのパートとか分からないんで、譜面もらって必死で覚えて。それで初めての合わせにはなんとか間に合わせました。

ーー初めて合わせた時点で完璧だったと皆さんおっしゃってました。

不破: いやいや全然。ついていくのがやっとで余裕なかったですよ。まだ「この後こうで、その次これで」って思い出しながらの段階だったので。カラダに入れ込んで何も考えずに自然に動けるまでにはもうちょっとかかるかな。

「不破ひかるがいるからこそのNO PRINCESS」を見せていかないと

ーー花園さんからのバトンタッチという事に特別の思いはありますか?

不破: もちろんあります。これまでのNO PRINCESSってユイカたちが築いてくれたもので、ユイカのこれまでの頑張りも見てるし、彼女の後に入る以上、絶対にレベルは落とさないのは当たり前だと思ってるんです。じゃあ単にユイカの代わりを務めればいいのかっていうと、そういうことでもない。不破ひかるがいるからこそのNO PRINCESSを見せていかないといけないんですね。その上でNO PRINCESSはさらにステージが上がったねって言われるようにしないと、ユイカに申し訳が立たないんで。責任重大です。

ーーすでに新生NO PRINCESSとしての活動が始まっています。

不破: 超楽しいですよ!スタジオで鏡を見ながら踊るのとステージで客席に向かって踊るのとじゃ風景が全然違いますからね。すごい開放感というか、オーバーですけど「ああ生きてるな!」って感じで。私たちのパフォーマンスに対して客席からもすごくリアクションがあって、お互いにテンションを高め合う感じがすごく楽しい。それってレッスンじゃ絶対味わえないものなんで、「あー、ユイカや他のメンバーは今までこんな体験をして来てたんだ、ズルいな」ってすごく思いました。でもこれからは私もどんどん経験できるんで、貪欲に楽しんで行きたいなと思ってます!

NO PRINCESS・グループインタビュー

新体制を迎えて

ーー今回は新体制となって初めてのインタビューということで、不破ひかるさん加入後の様子を中心に伺おうと思います。

胡桃坂: ありがとうございます!

星野: なんでくるみが感謝するの(笑)。

胡桃坂: え、だってありがたいじゃん!なんにしてもインタビューしてもらえるってさ。

不破: 今のは私が悪かった。くるみたんより先に「ありがとうございます」って言えなかったのが良くなかった。

明瀬: うかうかしてるとインタビューが全部くるみの発言のみになるから(笑)。

胡桃坂: そんなことないよ!らぶはちゃんと考えてみんなに話を振るようにしてんだよ?

星野: そんなの初めて聞いた。

胡桃坂: ひーたんはNO PRINCESSとしての初めてのライブの時、好きなケータリングは何だった?

不破: 振ってくれてる(笑)。でもケータリングの話。

星野: もっと大事な話があるでしょ!

胡桃坂: ケータリング大事じゃん!

星野: 大事だけどさ。

不破: えっと、ハヤシライスかな。

明瀬: ハヤシライス出てたね。

不破: 今まで食べたハヤシライスで一番美味しかった。

胡桃坂: ハヤシライスのどんなところがお気に入りだったの?

星野: そこは掘り下げなくていいよ!

胡桃坂: え、じゃあ何を掘り下げるの。みそかつ!?

星野: みそかつも美味しかったけど、ケータリングのことはもういいよ!

ーーハヤシライスが出たんですか?

星野: そこ興味持たなくていいんで(笑)!

明瀬: 事務所がいつもケータリングで美味しいものを用意してくれるんですよ。それでひーたんのデビューライブの時はハヤシライスで。

不破: 和牛のものすごくいい奴を使ってたらしくて。いつもあんななの?

明瀬: 通常運転かなあ。

胡桃坂: 事務所の差し入れはいつもすごいんですよ!メニューの名前だけ聞くと割と普通なんですけど、例えばちらし寿司とかでも大トロとウニがめちゃくちゃ入った上に金箔が乗っかってたりして、見たことないちらし寿司が出てくる(笑)。

星野: カレーでもカツ丼でも、おそらくその名前のつく料理の中で一番お金のかけたものを出してくれるんですね。

明瀬: 絶対にケチだと思われたくないみたいで(笑)。

不破: でも結構そういうの大切だと思う。小屋入りしちゃうと会場にこもりっきりになるじゃない?ケータリングが豪華だと演者もスタッフさんもテンション上がるし、気配りしてもらってるなって感じるもん。

星野: 確かに。

胡桃坂: ほらほら、いい話になったじゃん!

明瀬: ひーたんが何とかいい話にしてくれた(笑)。

初めてのリハは「完璧」

ーー順にお聞きした方がいいかも知れませんね(笑)。まず最初にダンスを合わせた時は?

明瀬: もう完璧でした。

不破: いやいや(笑)。個別インタビューでも言ったけど、あれ徹夜で覚えたから。

胡桃坂: え、そうだったの!

不破: 結構フラフラで。

星野: でも全部ちゃんと振りが入ってたから単純にすごいなって感動して。

不破: んー、でも所詮は一夜漬けだからね。学校のテストと違ってリハの時に合わせられたからそれでOKってことでもないし。最初のリハの時はとりあえず間違って覚えてるところがないかってことの確認で、あとはひたすらカラダに入れ込むようにして。でも新しい振りって言っても、スクールでやってきたことの延長線上にあるから覚えづらくはなかったかな。

ーー全部それまでの引き出しにあった?

不破: 全部とは言いませんけど、ある程度は何とか対応できました。

星野: やっぱりひーたんでないとあの早さで対応出来なかったと思うなー。

明瀬: それを見込んでひーたんに入ってもらったんじゃないかなって。

胡桃坂: そうそう!らぶだったら「ごめんなさい、間に合いませんでした!」って泣いて謝ってる(笑)。

星野: 間違いない(笑)。

古参も納得の初ライブ

ーー実際にステージでの本番も経験した訳ですが。

不破: 今までスクール生としてのイベント出演とかはあったんですけど、私はいわゆるファンの方々の前でパフォーマンスをしたことはなかったんですね。まだ入ったばかりなので私個人のファンではなく他の3人のファンや箱推しの方々なんですけど、すごく温かく迎えてもらって感動しました。何より客席からの声援というか迫力がすごくて、それは今までのイベントとかでは絶対に経験できないものだったので新鮮でしたね。

胡桃坂: そうそう!みんな「オイッ!オイッ!」って、あれすごいよね!

星野: やっぱりファンの方ってライブに「参戦する」って気構えで来てくれてるから一緒に盛り上げてくれるし、積極的に楽しもうとしてくれる。そこらへんは通りすがりの人に見てもらうオープンなイベントとは違うよね。

明瀬: イベントだと「ふーん、何かやってるねー」って感じだから。

不破: でもイベントでのそういうクールな視線をみんな経験してきてるから、デビューしてからのライブでの盛り上がりがすごくありがたく感じられるなって。

胡桃坂: そうそう!それになんだかんだ言ってイベントの頃から知って追っかけてくれてる古参の人とかも結構いるし!

不破: そういう古参の人たちから見ると、私が入った事ってどう思うのかなって部分はあるけどね。

星野: どうって?

不破: これまで(花園)ユイカ含めた4人でNO PRINCESSをやってきて、ユイカの後に私がひょこっと入ってきて、ポッと出がいいトコ取りしてるように思われないかなって。

明瀬: それは絶対ない。

胡桃坂: ないない!そこらの道に転がってたコに入ってもらった訳じゃないし!

星野: 言い方(笑)。転がってたとは誰も思ってないよ!

明瀬: ひーたんがスクールの先輩だったことはファンの皆さんももう知ってるし、全然納得してくれてるんじゃないかなあ。実際ライブを見てくれたファンならむしろ「よくぞここまで仕上げてきたな」って感動したと思うし。

星野: もちろん今までのNO PRINCESSを見てファンになってくれた方はハナサマのいたNO PRINCESSに愛着があるだろうし、それは当たり前だと思うのね。だからひーたんのパフォーマンス見るまでは色々言いたくなるってことももしかしたらあったかも知れないけど、今となっては誰も文句ないでしょ。

胡桃坂: そうそう!

明瀬: やっぱりNO PRINCESSに入るってことはある程度の研鑽を積んできたことが前提になるから、ファンの皆さんの間では3人体制で続けるんじゃないかって予想もあったみたいで。でも新メンバーが入るって発表されて、じゃあそれなりレベルの人なんだろうなっていう期待感はあったと思うし、NO PRINCESSのこれからを支えてくれることへの感謝みたいなのもあったと思うし、そこに不平不満が生じる余地はないんじゃないかな。

星野: 少なくともひーたんのステージ見てポッと出とは誰も思わない(笑)。

明瀬: そう。明らかに誰よりも踊れてるっていう(笑)。

不破: それはない(笑)。あるとしたら必死さゆえの力みでそう見えてるだけ(笑)。

まさかの改名?

明瀬: スクールの後輩を入れるっていう選択もあったかも知れないけど、それは選ばずに先輩のひーたんに来てもらったってことはNO PRINCESSのクオリティ重視の姿勢は変えないぞっていう意思表示なんだろうなって思って。

不破: 平均年齢上げちゃったことだけは申し訳ないなと思ってる(笑)。

胡桃坂: サバ読めば?

不破: え、今さら?

胡桃坂: あ!じゃあさ、「不破ひかる18歳」にしたら良くない?

星野: 何?どういうこと?

胡桃坂: 「18歳」まで芸名にするの!「『不破ひかる18歳』です!」って。そしたらウソついてる事にならないじゃん!芸名だから!

不破: 私だけ「18歳」を付けるの?

胡桃坂: そう!

不破: それ超悲しくない?ひとりだけ「不破ひかる18歳」って。

星野: CDやDVDのメンバー名表記が(笑)。

胡桃坂: じゃあ英語にすればいい!「ヒカル・フワ・エイティ」!かっこいいじゃん!「ウルトラマンエイティ」みたいで!

明瀬: エイティじゃ80歳だよ。

星野: 平均年齢上がりすぎ(笑)。

胡桃坂: あれ?18歳は?

明瀬: エイティーン。

胡桃坂: そっかそっか。

星野: あとウルトラマンエイティって何。

胡桃坂: え?知らない?実写だと「ウルトラマンレオ」の次で「ティガ」の前のやつ。

星野: 知りません。うちら生まれたの21世紀だから。

胡桃坂: ちなみにウルトラマンエイティは8000歳だよ!

星野: だから知らないって!

不破: 平均年齢上げないだけならくるみたんでも良くない?「胡桃坂らぶ15歳」で。

胡桃坂: え?あ、そっか。それでもいいのか!

ーージュニアアイドルのDVDタイトルみたいですけど(笑)。

不破: やっぱり良くない(笑)。この話やめよう!

不破ひかるの「圧」

ーー不破さんの加入で3人が感じた変化はありましたか?

星野: ありありです。もちろんベストなパフォーマンスを届けるっていう点では変わらないんですけど、より一層気を抜けなくなった(笑)。

不破: なんで?私が怖い人みたいじゃん!

星野: 怖くはないけど、何というか、圧が(笑)。

不破: うそ!圧が強い?全然自覚ないんだけど。

胡桃坂: らぶは全然ひーたんの圧は感じてないよ!

不破: でしょ?

明瀬: それもどうなの。

胡桃坂: でもハナサマはヒュイン!ヒュイン!って感じのダンスだったけど、ひーたんはビッ!バシッ!って感じで、同じ振りでもニュアンスが全然違うから面白いなあって。

星野: それ紙面で伝わるかな(笑)。

明瀬: ハナサマはフェミニンでエレガントなダンスで、ひーたんはエネルギッシュでアクティブなダンスっていう印象。

胡桃坂: そうそう!それが言いたかった!

星野: 絶対そんなボキャブラリー持ってないでしょ!

不破: 私がヒップホップ専門だからかな。ハナサマは割とモダンとかコンテンポラリーも好きみたいだからね。

明瀬: それはハナサマがひーたんのダンス見て方向転換したんだと思う。

不破: そうなの?

明瀬: 私が中学コースに上がった時、ハナサマが「ひーたんと同じことしてたら絶対勝てないから、私は別の味付けをしないといけない」って言ってたもん。

不破: えーそれ知らなかった!でもハナサマは私よりスラッとしてるから、エレガント系のニュアンスがすごく合ってるよね。

明瀬: ひーたんが入ったことで、NO PRINCESS全体のダンスの印象もだいぶ変わった気がする。

胡桃坂: そうだね!

明瀬: ハナサマのダンスってリズムの取り方にあえて崩しを入れていて、全体のシンクロ性よりトータルのまとまりの良さを出していく方向だったんですよ。ひーたんの場合はリズムに対して寸分違わずビシッと入れ込んでくるから、こっちがモタるとすぐバレちゃう(笑)。のしほが言ってる「圧」ってそういうことなんじゃないかな。

星野: そうかも。絶対乗り遅れられないっていう緊迫感がある感じ。

不破: 人格的なことじゃないのね(笑)。良かった。

明瀬: だから今後はもっとシンクロ性を上げていく方向に進むのかなと思って。今後の新曲はもちろんだけど、今までの楽曲も振りはそのままでもかなり印象変わっていくんじゃないかと思います。

ーー人格面での圧は感じてない?

不破: なんですかそれ!

星野: 正直、ちょっと……

不破: うそでしょ!

星野: いや冗談ですけど(笑)。最初ひーたん入るって聞いた時は完全に目上の人来ちゃうよどうしようって思ってたんですけど、全然仲良くしてもらってます。くるみとか楽屋でひーたんの膝の上に座ってますからね。

胡桃坂: あれえ?のしほもしかしてちょっと妬いてる?言ってくれれば全然座るのに!

星野: ひーたんはまだくるみのこと可愛い時期なんですよ。ウザさより可愛さが勝ってる時期。

不破: 可愛いじゃん。いい匂いするし。ちょっと重いけど。

星野: あと半年で確実にウザさと可愛さのバランスが逆転するんで。

胡桃坂: そんなことないよ!らぶは常に可愛いよ!

新たな未来へ向かって

ーー新生NO PRINCESSとしてのこれからに注目が集まっていますが、今後新たに取り入れて行きたい事はありますか?

星野: ソロインタビューでも言いましたけど海外公演したいです!まずは台湾とか近いところから。

胡桃坂: いいね!海外旅行!

星野: 旅行じゃないから。お仕事だから。

明瀬: 私は久々に合宿とかして見たいかな。寮生活の時はずっと合宿状態だったけど、改めて半年に一回くらい湖の近くのスタジオで一週間リハとか。

胡桃坂: それもいい!リゾート満喫!

不破: 私はまだ先のことまで考えられる状態じゃないですけど、楽曲の中で各メンバーのソロダンスのパートがガツンってあればインパクトあるんじゃないかと思います。そうすればシンクロ性だけじゃなく、それぞれのダンスの個性とかも出せるかなって。

胡桃坂: それ絶対カッコいい!

星野: くるみは何かないの?

胡桃坂: らぶはね、そうだなー、……おっぱいかな?

星野: はあ?

胡桃坂: 誰もおっぱい担当がいないからさ!

星野: ダンスにおっぱいは要らないよ!

不破: くるみたんに任せるよ。頑張って。

胡桃坂: おう!まだ伸びしろあるからね!

明瀬: あのー、なんか、ホントに中身のないインタビューですみません……